ワンゲートIC
ワンゲートICで電子ブロックやマイキットのような実験教材ができないかと以前から考えていました。
ワンゲートICはIC1個に1つのロジックしか入っていないデジタルICです。
ネットで調べると、何種類かあるようで、東芝L-MOSというシリーズが、鈴商で種類も豊富に安く売っていました。
http://suzushoweb.shop-pro.jp/
以前なら会社の帰りに気軽に寄れたのですが、今は通販のみです。TC7SシリーズのゲートICを購入しました。
ゲートICだけではさみしいので、D-FFにTC7WH74FKを別に探して購入し、オークションでTC3W01FUという2-to-3 decoder with EnableというのICを見つけました。
ブレッドボードで使うため、変換基板と丸ピンIC連結ソケットが必要です。
アイテンドーと秋月で6ピン0.95mmと0.5mm、8ピン0.65mm、0.5mmの変換基板と16ホールユニバーサル基板を調達しました。
http://www.aitendo.com/
http://akizukidenshi.com/catalog/top.aspx
早速作業に取り掛かったのですが、チップ部品、小さくて見えません。
若い頃は先の細いコテで表面実装部品もある程度は半田できましたが、今は老眼鏡+虫眼鏡がないと何も見えません。
変換基板に載せたチップ部品の足を基板に合わせて、目玉クリップで押さえ、3ピンまとめて半田を盛って、半田吸い取り線で余分な半田を吸い取らせるやり方で半田しました。
チップ部品は部品名の記載のスペースがないので、見た目は全て同じで何のゲートだかわかりません。
そこで、余った基板を両面テープでくっ付け、表側にはカタログに載っていたピン配列を1/2縮小コピーして同じく両面テープでくっ付けて何のゲートとピン配置がわかるようにしました。
8ピンのICには、16ホールユニバーサル基板を貼り付けました。
ブレッドボードはEIC-301が6枚載っかって、電源端子まで付いている、EIC-364を使いました。
何故かEIC-301を6枚買うより半分くらい安いです。
早速、実験です。
今回購入したワンゲートICは、1番ピンを左に見て、左側が入力、右側が出力が多く、また右上がVCC、左下がGNDと共通なので、ブレッドボードの端子台を上に見て、左側を入力、右側を出力、真中をワークエリアとし、電源ラインは右側がVCC、左側をGNDとしました。
下の列のブレッドボードの入力はDIPスイッチ、出力は、トランジスタアレイでLEDを駆動し、入力がHなら点灯、Lなら消灯としました。
上の列は、入力はLED点滅用ICの出力を抵抗でプルアップして簡易的なパルス出力とし、出力は74LS47で7セグメントLED出力としました。
上のワークエリアにD-FFで2ビット4進ダウンカウンターを構成し、クロックに2Hzのパルスを入力し、その出力を2-to-3 decoderと2入力のワンゲートICの入力にそれぞれ接続して出力を見てみました。
ゲートICのAND OR EX-OR(08、32、86)はカウンタ出力に対して出力しています。
7セグの表示は、3-2-1-0を繰り返しています。
2-to-3デコーダーの出力は、7442の3ビット分のようです。
簡単な実験はできますが、
1ゲートなので、配線数は少ないのですが、電源配線の割合が多いなと感じてしまいます。
また、ゲートの絵で判別できますが、元が小さいので見にくいです。
また、D-FFと2-to-3は字が小さすぎて見えません。
ピン配列シートを縮小コピーしたものでは見にくいので、字を大きくして作り直したほうがよいとおもいました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント